「ホームページの制作会社を変更したい」という方から、毎月お問い合わせを多くいただきます。その理由の多くが、「手続きが分からない」という場合や「何が必要か分からない」というようなお問い合わせです。
ホームページの制作業界は移ろいが激しく、資格がなくても制作することが可能なため、個人に依頼をしたり、粗悪な業者に制作や管理を任せてしまっていたという方も多いようです。
- ホームページ制作会社を変更したい
- ホームページをリニューアルしたい
そう思って困った時に、状況の理解とあなたがこの後取るべき対応について、アドバイスいたします。
ホームページ制作会社を変更 お悩みTOP5
ホームページ制作会社を変更したいとご連絡をいただいた際に、お客様にいただくお悩みを4つ挙げて、それぞれの対処法についてご説明いたします。
【お悩み1】ドメインやURLがそのまま使えるか分からない
ホームページのドメイン(URL)が変わってしまうと困る!名刺やパンフレットなどに掲載されているので、そのまま使いたいという企業の方は多いのではないでしょうか。
ほとんどの場合、ホームページ制作会社を変更する際に、【http://www.●● ●.▲▲▲ 】の「 ●● ●.▲▲▲ 」部分は変わらずそのまま使えます。イレギュラーな場合には、そのまま使うことができない場合もありますので、注意が必要です。
イレギュラーな例とは
- 契約時にドメインは他の会社に移管できない契約になっている
- ホームページ制作費用がリースやローンになっていて契約期間満了していない
- 制作会社に対して、未払い金がある
- 制作会社と連絡が全くつかない or 感情的に揉めている
上記のようなことが無い場合は、基本的にそのままドメインやURLを引き続きご利用いただくことができます。
【お悩み2】ホームページの文章や画像はどうなるのか知りたい
今現在公開しているホームページのコンテンツ(文章や画像、デザイン)をそのまま引き継ぐことができるのか、という問題になります。
今回、心機一転新しいサイトに変える、という場合は特に問題はないかと思いますが、コンテンツをまるっと移行したいという場合は、その文章や画像の著作権がどうなっているのか確認する必要があります。
気持ちよくサヨナラできる業者や、数多くホームページを手がけている業者は、特に珍しいことではないため、快くコンテンツを譲渡してくれるところが多いですが、個人事業主や粗悪な業者は、コンテンツの譲渡を許諾してくれない場合もありますので、注意が必要です。
契約時に交わした、「契約条項」や「利用規約」、「契約書」などがある場合は確認したり、業者にそこはかとなく「コンテンツの著作や譲渡」について確認されることをお勧めいたします。
【お悩み3】 サーバの契約がどうなっているのか分からない
サーバの契約については、ドメインと同様に契約上問題がなかったり、業者と極端に揉めない限りは、現状ご利用頂いているもの引き続きご利用いただくこともできるかと思います。ただ、サーバはドメインとは異なり、他のサーバで契約したとしても、支障になることが少ないかもしれません。
基本的には契約者と、サーバ業者との直接の契約になりますが、制作業者が間にはいっている場合などがあります。その場合は、制作会社とうまく連携をとりながら、「契約の譲渡」や、「名義変更」、「サーバのデータベース移行」などを行います。
まずは、現在のサーバの契約が、【制作会社⇔サーバ会社】なのか【御社⇔サーバ会社】なのか、ご確認ください。
【お悩み4】 メールアドレスもそのまま使えるのか分からない
メールアドレスは少々厄介です。ドメインや、サーバの問題が解決してからがスタートになります。ただ、基本的にはメールアドレスもドメインと同様、イレギュラーな場合がなければ、そのままご利用いただくことができます。
メールアドレスの移行先によって、毎月の費用がプラスになったり、逆にマイナスになったりするため、1アドレス単位で費用がいくら発生するのかも確認することをお勧めします。
【お悩み5】 ホームページ制作会社と連絡がつかない
これはもう、どうしようもない場合が多いです。
ドメインやサーバの契約が、【御社⇔制作会社⇔サーバやドメイン業者】となっている場合は、残念ながら、ドメインやホームページ自体を引き継ぐことは難しくなってくる可能性が高いです。
ただ、【 御社⇔サーバやドメイン業者 】という契約の状態だった場合は、御社のホームページやドメインを活かしたままご利用いただくこともできるかもしれません。
ホームページ制作会社を変更したい!と思ったらまず相談ください
現状を確認した上で、今後何をするべきなのか、どのようなことがネックになりそうなのかを適切にアドバイスいたします。
更新の期限が近い、今月末で解約されそう、そんな時は急ぎで対応が必要なため、ぜひ急いでご相談いただければと思います。