この記事は、 これからホームページ運用において、知っておくべき「会社ホームページでやってはいけないこと」をまとめたものです。トラブルのもとになりますので、この注意点は必ず意識してください。

やってはいけないこと01 「ホームページの目的が不明確」

意外と多いパターンが、「ホームページをつくること」が目的となっていて、「ホームページでどんな情報を提供するか」が決まっていないというものです。ホームページは作れば見てもらえるものではありません。目的に合った使い方をしてもらわなければ作る意味がないのです。「Webから予約数を増やしたい」「Webで資料請求をしてもらいたい」といった「目的」を明確にすること。「目的」がハッキリしないと使いづらいホームページになってしまいます。
 

やってはいけないこと02 「ターゲットが決まっていない」

これも【01】と連動する話です。なぜ、「ターゲットが決まっていないとダメなのか」というと、「ホームページ内の構成が変わってしまうから」です。分かりやすく例え話をしますね。ゴルフ用品を扱うWebサイトの場合、これからゴルフをやろうと思っている人とバリバリの経験者では、商品説明で知りたいこと、求めている商品まで違いますよね。「誰に読ませるか」を設定することは、とても大切なのです。
 

やってはいけないこと03 「目標を決めていない」

よくある見落としポイントなのでご注意ください。ホームページは作ればいいものではありません。「作って育てていくもの」です。そのため、何のために作られていて、その目的に対して今はどの位置にいるかが分からないと、育てていくことができないのです。目標としてよくあるものは、【お問い合わせ件数】【資料請求件数】【閲覧してくれた人数】【閲覧された回数】【ホームページの滞在時間】などです。
 

やってはいけないこと04 「トーン&マナーが統一されていない」

「トーン&マナー」とは、 「ホームページの世界観を統一するルール」のことです。これは、実際のお店に例えると、部屋を探しに不動産屋さんに入ったところ、その内装が不動産屋というよりも飲み屋さんみたいだったとしたら、不安になりますよね?同じように、ホームページ内もページによって、色合いが違っていたり、文章の口調が変わってしまうと、閲覧しに来たユーザーは混乱。別のサイトに行ってしまうこともあります。
 

やってはいけないこと05 「アニメーションを多用する」

文章がふわっと現れたり、画像から横から飛び出てきたり。アニメーションは人の目を惹きつけます。しかし、スマホで広告の多いサイトにイライラした経験はありませんか。それと同様に、あまりアニメーションが多いと、閲覧者にストレスを与えかねません。他の人の冷静な意見を聞いて、ちょうどいい分量を心がけましょう。
 

やってはいけないこと06 「Flashを使用している」

かつて、Adobe Flashは、Webやブラウザゲームで一般的な技術でした。今でもFlashを用いて制作されたホームページは多く存在します。しかし、Flashは2020年にサポート終了予定です。すでに、スマホやタブレットでは表示できません。これから新しく作るホームページにFlashを使うことは考えにくいと思いますが、これからのホームページに適した技術ではないので気を付けてください。
 

やってはいけないこと07 「フォントが小さい」

最近は、「画像を大きく、文字を小さく」といったWebサイトデザインが流行りです。たしかにカッコイイのですが、読んでもらいたい文章が、文字が小さいために読みにくくなっては本末転倒です。PCではなんとか読めても、スマホでは読めないということもあります。フォントサイズは、最低でも12px(ピクセル)は守ってください。
 

やってはいけないこと08 「著作権のある画像を使う」

ネットで検索できる画像=フリー画像ではありません。使用するのは、著作権フリーの画像のみにしてください。Googleには画像検索という機能があり、会社ホームページで使っている画像を誰かが画像検索した結果、誰かの著作権を侵害していることが発覚して会社炎上…ということもあり得ます。
 

やってはいけないこと09 「他のサイトの文章をコピペする」

画像だけでなく、文章・テキストをコピー&ペーストして使ってはいけません。他のサイトの文章・テキストはそのサイト運営者に著作権があり、無断での盗用は著作権違反となります。もちろん、参考にするのは問題ありませんが、コンテンツの内容がほとんど同じものだと、ネット検索で上位表示されにくくなるというデメリットもあるのです。オリジナルの記事を勝負していくことを心がけてください。
 

やってはいけないこと10 「サイズの大きい画像を使用する」

ここでいうサイズとは、画像容量のこと。画素数の大きい画像のほうが映りがキレイです。しかし、容量が大きいと画像の表示速度が遅くなります。表示速度が遅いサイトをGoogleは「良いサイト」とは判断しないので、検索順位が下がってしまうという悪循環に陥ってしまうことも。

また、PCでサイトを作っていると見落としがちなのが、スマホ閲覧の快適さです。PCでは一瞬で表示された画像が、スマホではなかなか表示されないということも珍しくありません。今は、8割以上のユーザーがスマホでネットを見ている時代です。画像の容量は、1枚につき100KBくらいを意識してください。

やってはいけないこと11 「ただ文章を書いていく」

「離脱」とは、サイト閲覧者がサイトを離れることです。ユーザーは飽きやすいため、「つまらない」「分かりにくい」「自分にメリットがない」と即時に判断したら、すぐにサイトから出て行ってしまいます。そのため、サイト内コンテンツとは、文章を書くことは必要なのですが、さらに、読まれる文章を書くことを心がけなければなりません。自分が言いたいことだけを書いていたらダメです。そのため、「社内の他の人に記事を読んでもらって感想を聞く」といったチェック機能を設けるようにしましょう。
 

やってはいけないこと12 「不確かな情報を掲載する」

ネットを検索する人たちは、何かしら困ったことがあり、その解決策をネットに求めています。そのため、サイト内にある情報に信憑性があるほど、ユーザーの満足度は高く、シェアされやすくなるのです。

・Google公式ガイドラインより
・総務省2018年調査より

などと書かれていると、情報の確実性が増しますよね。逆に、出所が分からないものは情報が正しいどうかも分かりません。企業の情報発信として間違っているもの、不確かなものを出すことは、会社の印象を悪くしてしまうのでご注意ください。

まとめ

今回は、【会社ホームページでやってはいけないこと12点】をご紹介しました。ホームページの記事更新時、「あれ、大丈夫だよね?」とチェックシートのようにこの記事を利用していただければと思います。

この記事を書いた人

アスウェブ編集部