ホームページ制作を発注する前に、必ず依頼をしたいのが【見積書の作成】です。電話や対面営業で口頭で確認した金額や、ホームページ制作会社のWebサイトで確認した内容だけだと、認識の齟齬があったり後にトラブルに発展する可能性もあります。
ホームページ制作会社によって、フォーマットや、見積もりと一緒に提出してくれる資料も様々です。また、同じ相談内容なのに、○万円~○百万円まで大きな差が出てしまうこともあります。「何が違うのか分からない! 」 「選べない! 」 ということになりかねませんから、しっかり準備をすることが大切です。
ただ、しっかりポイントを押さえて見積もりを依頼すると、どこが自社にとって適正な金額で発注できる制作会社なのか、というところがはっきり見えてきます。
適正価格で御社にピッタリの制作会社を見つけて、意味のあるホームページ制作にするためにもしっかりと、順を追って準備してから見積もりを取りましょう。
制作会社だからわかる、見積もり依頼を行う際のポイントについて、詳しくご説明していきます。
ホームページ制作費用には相場はない
ホームページ制作会社に、【相場】というものはありません。制作を発注する企業の目的やニーズにあわせて、制作する内容がかわってきます。そのため、もちろん費用も千差万別です。
- 大規模なECサイトを構築したい大企業
- 屋号でヒットするだけで構わない個人事業主
上記の2つのホームページを構築する場合は、必要な調査の時間、サイトのプログラミングを作成する時間、制作するページのデザイン、ホームページ制作に携わるスタッフの人数などが、全く異なります。
そのため、何を目的としたホームページなのか、どのようなシステムやデザインが必要なのか、というところによって料金は変わるため、「ホームページ制作の相場」という概念自体がありません。
では、どのように見積もりをとれば、御社にあったホームページの見積もりを依頼することができるのかというと、簡単な4つのポイントだけ押さえれば問題ありませんです!
【ポイント1】ホームページの目的を伝える
ホームページ制作で、一番重要になるポイントは、作りたいホームページの目的を決めるというところです。ホームページを作るということが目的ではなく、そのホームページを作った先に、御社のビジネスとして何を実現したいのかを決める必要があります。
- 新しくホームページを制作して新規顧客を開拓したい
- 新規顧客のターゲットは、30代のサラリーマン
- 〇〇サービスについての問い合わせを電話でもらいたい
- ホームページの更新は自分たちで行いたい
というように、目的をしっかり決めることが必要です。ここが曖昧になってしまうことによって、見積もりに大きな差が生まれてしまうことがよくあります。また、ここはホームページ制作会社で決めることができないところになりますので、しっかり目的と用途のあるホームページであるということを伝える必要があります。
【ポイント2】 予算を明確に伝える
次に、予算をホームページ制作会社に伝えます。予算として、どれくらいを確保しているから、この金額内でホームページ制作会社でできることをしてほしいということをしっかりと希望を伝えます。
予算については、見積もりを取る前に社内で議論をして、どれくらいの費用を出すことができて、その費用で何年くらいホームページを運用する予定があるのかある程度決めておくことをオススメします。
安ければ安いだけ良いから、予算は伝えたくない…ということでは、ホームページ制作会社は見積もりを作ることができなくなってしまいます。逆に、予算を伝えないことによって、必要になるかもしれないものを全てつける必要があるので、見積もり金額は高くなりがちです。
また、ホームページの耐用年数は約3年と言われています。Webは移ろいが激しく、すぐにプログラミングやSEOの仕組みが新しいものが次々に出てきます。 そのため、3年でホームページをリニューアルすることを念頭において計算すると良いかもしれません。
予算が決まっていない場合
社内でホームページ制作の予算を取るために、見積もりを依頼する予定何だけど…という方もいらっしゃるかもしれません。そんな場合も、ある程度「予算感」は伝える必要があります。
そんな時には、ある程度幅をもたせて予算感をつたえてください。例えば15万円~30万円や、~50万円以下などという形で伝えるとよいでしょう。親切な業者であれば、松竹梅のような形で、いくつかのパターンで見積もりを出してくれる可能性があります。
また、その仮の見積もりを元に、しっかり予算を確保し、改めて正式な見積もりを出し直してもらうことが必要なことも覚えておきましょう。
【ポイント3】値引き交渉は基本的にしない
ホームページ制作の見積もりを依頼する時に、ぜひ覚えておいて欲しいことは、「値切らない!」ということです。出してもらった見積もりに対して、「同じ内容で費用を5万円くらい値引きしてよ!」 「他のところは○○円だったけど」 なんてことはご法度です。
ホームページ制作会社も、一生懸命調査をして、御社にあった見積もりを提案してくれています。費用に対しての「対価交換」ですので、むやみに値引き交渉することは、良好な関係を築くことができなくなってしまいます。制作会社によっては、その後の対応や、制作依頼を断られることもありますので、お勧めいたしません。
予算と出された金額が合わない場合
かといって、予算が合わないものを無理に支払う必要もありません。例えば、希望した予算に対して高い見積もりを提示された場合などです。
希望している要件に対して、何か減らせる項目がないか確認しながら、一つづつ交渉していきます。費用を削っていくということは、プロが必要だと判断したものが減っていく、ということも念頭において、慎重に検討しましょう。
例えば、写真は最近チラシ用に撮影したキレイなものがあるから、写真撮影は削るといった形で、代用案があったり、本当に不要と思われるものから削っていって予算内におさめる、見積もりを作ってもらうようにするとよいでしょう。
【ポイント4】料金の内訳を提示してもらう
見積もりの内容を精査して、他の会社と比較するためにも、しっかり料金の内訳を提示してもらいましょう。何にいくらかかっていて、数量はいくつなのかなど、合計の金額だけではなく、内訳の提出を依頼しましょう。
口頭で説明してもらうよりも、紙やPDFで提出してもらえるようにすると、社内で比較したり精査する際に役に立つかもしれません。
ホームページ発注の見積もりまとめ
ホームページ制作の見積もりを取る際のコツをお伝えいたしました。
目的や予算をしっかり決めて、先に情報を伝えておくことによって、御社にあった見積もりを作成することが可能です。御社にあったものを作るためには、御社がどれだけ準備することができるかということも関わってきます。
しっかり、ホームページ制作会社にわかりやすく完結に伝えることができるようにしておくと、双方できもちよくお取引ができるかなと思います。
UxMEでもホームページの制作を行っておりますが、明朗会計を心掛けております。ご興味がある方はぜひ、お問合せくださいね。