ホームページリニューアルの発注を行う事がきまったら、最初にやっておいたほうがある、という事ご存知でしょうか?
ホームページ制作会社に全部任せてしまおう!と思っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、是非、発注者側で行っておいていただくとよい事がいくつかあります。適切な準備を行う事で、リニューアル後のホームページの精度が飛躍的にアップし、御社のサービスやビジネスについて今一度考え直す良い機会になるはずです。
5分ほどで読める記事なので、しっかり読んでリニューアルをスタートしていただければと思います。
ホームページリニューアルにあたっての事前準備は必須!
ホームページのリニューアルを発注する際には、事前に準備を行う事が非常に重要になります。ホームページ制作会社に問い合わせをする前に、しっかり「現状理解」や「課題」を理解し、社内で認識合わせをしていきましょう。
その方法について、詳しくお伝えしていきます。
現状のホームページ自体を理解する
今持っているホームページについて、御社ではどれくらい把握しているでしょうか?どれくらいページがあるのか、どんな階層構造になっているのかなど、把握できていないという企業は多いのではないでしょうか。
まずは、自社のホームページの状態や構造自体を理解することからスタートしましょう。
どれくらいインデックスされているか
「御社のページは何ページありますか?」と言われて、即答できる方はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。お問合せいただいた時点で、ご申告いただいたページ数と、実際にGoogleに認識されているページの数が異なるという事も多々あります。
見積もりを依頼したり、制作会社に現状を伝える際には、Googleから、どれくらいのページが認識されているか(インデックス)調べる必要があります。
様々な方法で調べる事はできますが、一番カンタンな方法は、Googleの検索窓を使って調べる方法です。
検索窓に 「site:自分のWebサイトURL」 を入力してクリック
上記のように検索窓に入力すると、検索結果の一番上に 「約xx件 0.xx秒)」と表示が出るはずです。その「xx件」が概ねGoogleに認識されていページる数になります。(正確なページ数ではないので、正確な数値が知りたい場合は他の方法でお調べされる事をお勧めします)
どれくらい被リンク数があるのか
サイトの評価について知る上で、被リンク数を知る事も重要です。被リンクとは、外部のサイトから、どれくらい御社のサイトへリンクを貼ってもらっているかという、「どれだけ自社のサイトを紹介してもらえているか」を知る事ができます。
被リンクが多い場合は、サイトの評価が高かったり、URLの引き継ぎを行う事がマストになってきますので、しっかり確認を行いましょう。被リンクを知るためには、以下のツールなどをつかって簡単に調べる事ができます。
サイト構成はどうなっているのか
御社のホームページが、どんな構造のホームページになっているか理解する必要があります。同じジャンルのコンテンツがまとまって1つの階層に入っているのか、しっかり構造化されているかどうかしっかり把握しましょう。
以下のようなツールで、どのような構造でホームページが構成されているのか理解できる「 サイトマップを 」確認して保存することができます。
お客様からみて、現在のサイトの構造はわかりやすいものなのか、しっかり把握しましょう。
現行ホームページの課題をあぶり出す
Googleからどのように認識されているか調べる
Google Search Console(グーグルサーチコンソール)という、ホームページを運営・管理している人向けに提供している無料のツールがあります。そのツールを用いて、簡単に現在のホームページの問題や、状態を知ることができます。
Google Search Console(グーグルサーチコンソール) では、以下のような情報を調べる事ができます。
- どんなキーワードで流入してきているか
- どれくらい検索結果にページが表示されているか
- どれくらいクリックされているか
- 検索順位がどれくらいか
- 現状のホームページの課題や問題点
- スマホ対応状況
中でも一番確認してほしいポイントは 、「どんなキーワードで流入があるか」という項目です。御社の商品やサービスに関するキーワードや、お客様になりうる方が検索しそうなキーワードでの流入が多いのであれば良いですが、狙っていないキーワードでの流入が多い場合は、しっかりリニューアルの際にテコ入れしていく必要があります。
アクセス数やユーザーの傾向を調べる
Google Analytics(グーグルアナリティクス) というGoogleが提供している、アクセス解析ツールを使う事によって、今お持ちのホームページのユーザーの傾向や、属性などを把握することができます。
もちろん無料で導入することができますので、ホームページをリニューアルしたい!と思って、まだ Google Analytics(グーグルアナリティクス) を導入していない方がいらっしゃれば早急に導入される事をお勧めします。
Google Analytics(グーグルアナリティクス) では、以下のような情報を得る事ができるため、御社が求めている結果と異なる場合は、そこがそのまま課題になることもあります。
- アクセスしているユーザーの属性
- ユーザーがどのような動きをしているか
- ユーザーがどこから来ているのか
- ホームページ内の成果の達成状況
- ユーザーから人気のコンテンツ
ホームページのリニューアルに必要な準備まとめ
様々な準備を行う事によって、なんとなくの「課題」ではなく、しっかり数値や情報を元にした「課題」を見つける事ができます。
ツールを用いて定量的に判断をしていくことは、ホームページ制作会社では当たり前ですが、ぜひ、発注者のみなさまのお役にたつ事もあるかと思いますので、実践していただければと思います。